加齢によるもの 加齢に伴って毛のサイズが細くなると地肌が見えやすくなり、また髪のボリュームが減るので毛が薄くなったと自覚されるようになります。
全身疾患にともなうもの 甲状腺機能異常やその他のホルモン異常をきたす疾患、また亜鉛や鉄などの微量元素の不足により脱毛が生じる場合があります。
薬剤性 薬剤性の脱毛は抗がん剤によるものがよく知られていますがインターフェロンαやエトレチナート、分子標的薬、降圧剤、高脂血症剤やその他の薬剤でも脱毛をきたすことがあります。
頭皮の腫瘍・皮膚疾患によるもの 頭部にできた腫瘍や細菌・真菌などの感染、やけど、けがやその他の皮膚疾患により毛包が破壊されると毛が生えなくなり脱毛をきたします。
円形脱毛症 何らかの原因で自分の免疫システムが 毛包を攻撃するようになり円形の脱毛部分が突然発生する疾患で、広範囲に脱毛をきたすこともあります。
抜毛癖 心理的な要因があり、自分自身で毛髪を引き抜いてしまうことによっておこるもので、主に前頭部や側頭部などの手の届きやすい部位に不規則な形の脱毛部位がみられます。 女性型脱毛症 思春期以降、特に40~50代から閉経以後に多くみられる脱毛症で頭頂部から前頭部にかけての分け目部分が薄くなり拡がっていきます。毛が軟毛化して細くなっているのが認められます。
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